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タオ自然学[詳細]
The Tao of Physics

目次 著者紹介関連図書書評


ミルチャ・エリアーデ、カール・セーガン


■目次より

コズミック・ダンスへの招待:前がきにかえて
第一部 自然学のタオ
 一  現代物理学は心ある道か
    太初、自然があった/デカルトの二元論から
 二  識ること観ること
    繰り返される神秘体験と科学実験/ど忘れと冗談の直観世界/
    神話と公案と俳句と
 三  言語の彼岸
 四  新時代の物理学
    ニュートン力学の栄光と終焉/アインシュタインの E=mc2
    「量子的」時代精神へ

第二部 東洋思想のタオ
 五  変幻するブラフマン〈ヒンドゥー教〉
 六  合一性と相互作用〈仏教〉
 七  社会性と宗教性の一致〈中国思想〉
 八  陰陽の運動原理〈タオイズム〉
 九  日常のなかの悟り〈禅〉

第三部 共振するタオ
 十  万物の合一性
    対象と観測者の相互作用/観測者から関与者へ
 十一 対立世界の超越
    粒子と波動性/陰陽、そして相補性概念
 十二 四次元時空
    ふたごのパラドックス/湾曲空間とブラック・ホール/逆行する時間
 十三 ダイナミズムの自然学
    ビッグバン宇宙論と振動宇宙論/質量とエネルギーの等価性/
    諸行無常のダイナミズム
 十四 空と形象
    生成する空/湯川秀樹のひらめき
 十五 コズミック・ダンス
    相互作用と粒子世界/エネルギーの滝/踊るシヴァ神
 十六 幻の粒子、クォーク
    クォークと対称性/新しい公案?
 十七 変化のパターン
    物から出来事へ/ハドロン・パターンとS行列/変易の六十四相
 十八 無碍の世界
    ウェブ宇宙とブーツストラップ/ライプニッツの「窓」/知る者は言わず……



■著者紹介:フリッチョフ・カプラ Fritjof Capra

1939年、ウィーン生まれ。 66年、ウィーン大学で博士号取得。高エネルギー物理学者として、パリ大学、カリフォルニア大学、スタンフォード大学、ロンドン大学などで研究のかたわら教鞭をとる。75年刊行の『タオ自然学』が世界的ベストセラーになり、生き方じたいも転換。
エコロジカル・シンクタンク、エルムウッド研究所所長をへて、現在は、初等・中等教育の段階からエコロジー&システム論的な発想を普及するための Center for Ecoliteracy のディレクター。
邦訳書はほかに『エコロジカル・マネジメント』『ゼロ・エミッション』(以上、ダイヤモンド社)、『グリーン・ポリティックス』(青土社)、『新ターニング・ポイント』『非常の知』(工作舎)など。




■関連図書(表示価格は税別)

  • 新ターニング・ポイント ポストバブルの指針 F・カプラ 1900円
  • 非常の知 ハイゼンベルク、ベイトソンらとの対話 F・カプラ 2200円
  • あなたの帰りがわかる犬 人間とペットを結ぶ不思議な力 R・シェルドレイク 2600円
  • 世界を変える七つの実験 身近にひそむ大きな謎 R・シェルドレイク 2200円
  • 生命のニューサイエンス 形態形成場と行動の進化 R・シェルドレイク 2200円
  • 身体化された心 エナクティブ認知科学と仏教思想 F・ヴァレラ 2800円
  • 生命潮流 来たるべきものの予感 L・ワトソン 2200円
  • ホロン革命 個と全体のシステム論 A・ケストラー 2800円
  • 自己組織化する宇宙 自然・生命・社会の創発的パラダイム E・ヤンツ 3200円
  • 精神と物質 意識と科学的世界像をめぐる考察 E・シュレーディンガー 1900円
  • 断片と全体 ホリスティックな世界観への実験的探究 D・ボーム 1900円
  • 地球生命圏 ガイアの原点 J・E・ラヴロック 2400円
  • ガイアの時代 地球生命圏の進化 J・E・ラヴロック 2330円
  • 脱・電脳生活 電気アレルギーの脅威 M・シャリス 2200円



  • ■書評

    成毛眞著『本は10冊同時に読め!』で大反響!
    もっとも感化された本
    「私たち人間は宇宙の中で存在しているように思うが、そもそも人間がいなければ宇宙を認識する者がいない。したがって、人間がいなければ宇宙もない。そうなると、人間がいなくても宇宙が存在しているかどうかは、理論的に不明だという結論になる。哲学的な話に思えるだろうが、これは非常に論理的な物理学の話である。」
    こうして、西洋科学万能主義から東洋思想を見直す契機となった『タオ自然学』のエッセンスを、わずか16行で平易に紹介。35歳でマイクロソフト社長を務めた著者ならではの慧眼と読書術に、2008年2月発売直後から『タオ自然学』のAmazonランク急上昇、売上げダントツの1位(小社出版物内・2008年2月-4月)。

    AXIS 2006.10月号 書評
    「今、再び開かれる本??心の処方箋」  ワダ・サトシ(カーデザイナー)
    …先進国は70年代にさまざまな社会問題を巻き起こした。そしてこの問題は止まることなく今も、第2、第3世界に受け継がれている。人はなぜ同じ過ちを繰り返すのか。『タオ自然学』のなかでカプラは、「科学に神秘思想はいらないし、神秘思想に科学はいらない。だが、人間には両方必要なのだ」と述べているが、こんな思想のなかに何か解決の糸口があるのかもしれない。東洋思想の教えを説く“タオ(道教)”、そしてヤキインディアンである“ドン・ファンの教え”は社会が見失いつつある人の「真の心」を取り戻そうする心の処方箋である。
     2冊の本には、共通した次のような問いかけがあるように思える。私たちにはいったい何ができるのだろうか?」。答えは簡単であって、簡単ではない。… 自分は本当に真のデザインをしているのか? そんな思いに立ったとき、私はこの2冊の本を開く。そして自問自答する。「私にはいったい何ができるのだろうか?」。

    ◎『マトリックス完全制覇』(2003年11月、芸文社)
    「兄ラリー・ウォシャウスキーは、モーフィアスがネオに最初にカンフーを教えた理由について、“カンフーを選んだのは、それを支える道教や禅の思想に共感するからだ。特に最新物理学との共通性について書かれた『タオ自然学』などを読んで魅了された”と述べている(『映画秘宝』の町山智浩氏インタビュー記事より)」

    ヘイゼル・ヘンダーソン氏(『潮』2002年4月/池田大作氏との対談)
    「『タオ自然学』を手にするたびに、私は「シンクロニシティ」と呼ばれる不思議な出来事を思い出します。 といいますのも、私がその本をちょうど読み終わったばかりのときに、電話が鳴り、それがなんと著者のカプラ博士からだったからです。……この人と会い、話すにはどうすればよいかと思案にくれていました。そんなときに、博士のほうから電話があったのです。カプラ博士は、こう言われました。
    「今、ロンドンで、あなたの友人であるシューマッハ博士と話しをしていたところでしてね。私の次の本『ターニング・ポイント』(改訂版『新ターニングポイント』)を書くのを、あなたに手伝ってもらうよう連絡をとるべきだと、シューマッハ博士から言われたのです」と。
     私にとって、カプラ博士ほどの良き共同研究者を想像できませんでしたから、もう世界で一番幸福者になったような気分でした」




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