工作舎ロゴ おすすめ本『蜜蜂の生活』


蜜蜂の生活

話題のミツバチの生態を識りたい人に

ミツバチ不足で果実の受粉ができず、農家が悲鳴をあげているというニュースが話題となっている。農薬やダニによるハチの大量死が原因だという。恐ろしい話だ。小さなハチの恩恵に、こんなにも預かっていることを、改めて思い知らされる。

その影響か、『蜜蜂の生活』が浮上してきている。『青い鳥』のメーテルリンクが記す本書は、20年にわたって自ら養蜂し、観察に基づいた詳細な生態が綴られている。ノーベル賞作家ならではの美しい表現も魅力。単なる科学書ではない珠玉のエッセイ、このゴールデンウィークのおすすめ本だ。

…蜜蜂が花から花へ忙しそうに飛びまわるのを目にし、巣のざわついた往来を観察する。するとその生活はいかにも単純にみえ、他の動物同様、食欲と生殖本能だけに縛られているようにおもわれるのだ。しかし実はもっと眼を近づけ理解しようと努めなければならない。そうすれば、もっとも自然に見える現象のおそるべき複雑さや知性や意志や運命や目的や手段や動機などの謎、また生命のどんな小さな活動にも秘められている不可解な組織に接することができるのだ。








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