工作舎ロゴ 6月新刊『古書の森 逍遙』


古書の森逍遙

ノンフィクション作家・黒岩比佐子さんの最新刊!
『古書の森 逍遙』

「『食道楽』の人 村井弦斎」でサントリー学芸賞、「編集者 国木田独歩の時代」で角川財団学芸賞を受賞した気鋭のノンフィクション作家、黒岩比佐子さん。古書好きとしても知られる黒岩さんの人気ブログ「古書の森日記」を再編集した書『古書の森 逍遙』を6月に刊行します。

本書では、ブログで取り上げた書籍や雑誌など770冊から220冊に絞って紹介。発行年順に並び替えることで、明治・大正・昭和の時代性と出版文化の関連を読み取ることができ、また、黒岩さんの追い求めたテーマが浮彫りになりました。
なお、表紙のイラストは、明治期の雑誌に使われたもの。黒岩さんが選んでくださいました。また、巻頭口絵はカラー4ページ。黒岩さん蔵書の美麗な雑誌/書籍を紹介します。どうぞお楽しみに。

■目次

巻頭口絵(カラー)  雑書繚乱
  戦争とグラフ誌、村井弦斎グラフィティ、パノラマグラフィック
第1章 『団団珍聞』から村井弦斎『釣道楽』まで――明治10〜35(1877〜1902)
古書展めぐり1 神保町の無料箱の収穫[2004]
第2章 村井弦斎『食道楽』から『日露戦争写真画報』まで――明治36〜37(1903〜1904)
古書展めぐり2 南部古書会館の奇跡[2005]
第3章 『戦時画報』から桜井忠温『肉弾』まで――明治38〜39(1905〜1906)年
古書展めぐり3 東京古書会館の古書合戦[2006]
第4章 『近事画報』から『食養雑誌』まで――明治40〜45(1907〜1912)年
古書展めぐり4 二〇〇円均一で夢心地[2006]
第5章 『楽天パック』から立川文夫『最新 欧米礼儀作法』まで――大正元〜9(1912〜1920)
古書展めぐり5 本の神様のお導き![2007]
第6章 木村小舟『日本国宝巡礼』から『警句の泉』まで――大正10〜15(1921〜1926)年
古書展めぐり6 逃がした魚を追って……[2007]
古書展めぐり7 神田古本まつりでの眼福[2008]
第7章 『尋常小学 全科参考書』から『戦時女性』まで――昭和2〜19(1927〜1944)
古書展めぐり8 一箱古本市で古本オーラ[2009]
第8章 『旋風二十年』から『音のない記憶』まで――昭和20〜平成21(1945〜2009)
古書展めぐり9 「みちくさ市」で[2009]

あとがき
本文人名索引





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