工作舎ロゴ 『古書の森 逍遙』書評+関連イベント


古書の森逍遙

9/12 朝日新聞、穂村弘氏『古書の森 逍遙』書評!
9/19  みちくさ市・黒岩比佐子堂

昔の本から新しい「今」を切り開く  穂村弘氏評

…雑誌の最新号をみると自分の遅れを意識するし、ちょっと古い号をみると逆にこちらの方が進んでいるように感じる。では、明治や大正の記事をみると、圧倒的に自分が進んでいるように思うかというと、そうはならないところが不思議だ。
例えば「近頃欧羅巴では、手の爪に写真を撮影することが発明され、それが米国までも伝はつて昨今非常に流行して居るそうです」って、一体どういう技術なんだろう。昔というよりも未来の出来事のようだ。(中略)

著者は大昔の雑誌を買いまくり読みまくることを通じて、独自の関心領域(伝書鳩、村井弦斎、お嬢さまなど)を見出している。さらに、それらをテーマにした本を書くことで、世界に新しい「今」を切り開いているのだ。
読者である私はそのプロセスを味わうことで、本当の「今」とは外からの情報として到来するのではなく、自分自身の裡に生まれることを教えられた。


その他、書評が続いています。

●2010.9.18 図書新聞
…ブログ「古書の森日記」の2004年9月-2009年11月で紹介した書物から220冊選んで加筆・整理した。このブログの特色は熱心に古書展、古書フェアに足を運び、関心のある本を買い集めている集書日記であること、当然買いすぎて反省したり、高価であきらめたり、ということはあるものの、収集ぶりはマニアックだ。関心の幅が広くて、明治の画報類、伝書鳩関係、食物の関係、といろいろだが、表紙や口絵が切り取られてほとんどくずみたいな雑誌でも「読めるから」と買い、その後雑誌名や号数などを突き止めたりしている。…

●9/5 信濃毎日新聞、9/4 福島民報
良妻賢母を説く実用書「女重宝記」。国木田独歩が創刊した風刺漫画雑誌「上等ポンチ」。大正時代の健康マニュアル「強い身体を造る法」。書名だけでも面白い。読者の関心を引こうとさまざまな趣向を凝らした本は、歴史の教科書が伝えない“時代の空気”を映し出している。


9/19(日) 雑司が谷・みちくさ市に「黒岩比佐子堂」出店

豊島区雑司が谷で開かれる、古本フリマ「みちくさ市」に、「黒岩比佐子堂」が出店します。黒岩さんの蔵書20冊に加え、黒岩比佐子サポーターズの面々が個性豊かな本を出品します。場所は、マップ「14 個人宅ガレージ」、お隣は書評家/ライターの岡崎武志堂です。当日はご病気の黒岩さんに代わり、サポーターズが店番に立ちます。『古書の森 逍遙』の黒岩さん直筆サイン本も限定発売。ぜひ散歩がてらお立ち寄りくださいませ。

<みちくさ市 詳細>
◎日時 2010年9月19日(日)11:00頃から16:00まで
※雨天の場合は、9月20日(月・祝日)に順延(この日が雨の場合は中止)

◎会場 雑司が谷・鬼子母神通り
東京メトロ副都心線・雑司が谷駅1番出口または3番出口すぐ
都電荒川線「鬼子母神前」下車=会場前
JR山手線・目白駅から徒歩10分、池袋駅東口から徒歩12分

◎「黒岩比佐子堂」の場所
マップ「14 個人宅ガレージ」
さらに詳しくは「出店場所」の 「14 個人宅ガレージ」をご確認ください。




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