6月の新刊『人形浄瑠璃文楽 外題づくし』
6月の新刊は、『人形浄瑠璃文楽 外題[げだい]づくし』。
「勘亭流文字の美しさは比類なく、今の時代を生きている」と、ドナルド・キーン氏に絶賛された文楽勘亭流。その第一人者・北浦皓弌(こういち)が国立劇場・国立文楽劇場の公演プログラムをもとに全152の外題(演目)を書き下ろし、角書(つのがき)、段名を網羅し、初演記録、あらすじ、見どころなどの解説を掲載。
さらに、国立劇場・国立文楽劇場の平成11年から26年公演まで、北浦皓弌が書いた「一枚番付」全120枚を再録。文楽研究家・高木浩志(ひろゆき)による番付の構造をめぐる論考や北浦皓弌インタビューなども収録した文楽資料の決定版。
監修は早稲田大学名誉教授・鳥越文蔵、企画・編集が特定非営利活動法人 人形浄瑠璃文楽座。B5判変型上製、定価 本体3000円+税、328ページ、6月初旬刊行予定。
『菅原伝授手習鑑[すがわらでんじゅてならいかがみ]』より松王丸/吉田玉男
(国立文楽劇場にて© 滝澤めぐみ)
■目次より
第1部 人形浄瑠璃文楽 外題・段名一覧
赤い陣羽織[あかいじんばおり] /
明烏六花曙[あけがらすゆきのあけぼの]/
浅間の殿様[あさまのとのさま]/
芦屋道満大内鑑[あしやどうまんおおうちかがみ]/
伊賀越道中双六[いがごえどうちゅうすごろく]/
生玉心中[いくだましんじゅう]/
石の花[いしのはな]/
伊勢音頭恋寝刃[いせおんどこいのねたば] 等
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一枚番付一覧より/クリックするとpdfに移動します
番付逍遥 高木浩志
[インタビュー]文字は生きている 文楽勘亭流・北浦皓弌
人形浄瑠璃文楽 段名索引
跋 北浦皓弌さんのこと 鳥越文蔵