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福島清紀論文集刊行計画



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『ライプニッツ著作集 4・5巻 人間知性新論』、ならびに『ライプニッツ著作集第II期 2巻』の翻訳者の一人、福島清紀先生が2016年11月に亡くなられました。『第II期 2巻』に収載された「ボシュエとの往復書簡」の翻訳とその背景のコラム執筆が最後の仕事となってしまいました(「ライプニッツ通信II 第19回 追悼 福島清紀先生」もお読みください)。

福島先生は長年、寛容論の思想史的研究に取り組み、それを1冊にまとめようと、病床にありながら最期まで推敲されていたそうです。そして南山大学の奥田太郎教授の熱意により論文集刊行委員会が組織され、来2018年3月工作舎から『寛容とは何か ―思想史的考察』として刊行することとなりました。

これに先立ち、福島清紀論文集刊行委員会により刊行賛助金を募集するwebサイトが立ち上がりました。ご支援いただいた方には感謝の品も用意されています。刊行実現のためにぜひご協力お願いいたします。

また連動して、福島清紀氏を偲ぶ会が2017年9月16日に富山で、30日に東京・大妻女子大学にて開催されます。東京の偲ぶ会のpdfが届いています。こちらをご覧ください。

「出自、思想信条などの異なる人々に対する不寛容な言説が少なからず耳に入る現在、他者を遇することについて私たち一人ひとりがじっくりと考えるための知的な源泉として、本書が世に問われることには大きな意味があると思います。」
(福島清紀論文集刊行委員会 奥田太郎:南山大学教授)


目次(予定)

第一部 近代西欧における寛容思想の展開

第一章 政教分離の思想的基礎づけ
   ―ジョン・ロックの『寛容についての書簡』を中心に
第二章 相互的寛容への隘路 ―ピエール・ベール論覚書
第三章 17世紀西欧における教会合同の試み
   ―ライプニッツとボシュエとの往復書簡に関する一考察
第四章 《狂信》と《理性》―ヴォルテール『寛容論』再考
第五章 党派性の克服はいかにして可能か
   ―レッシング『賢人ナータン』を中心に

第二部 宗教・国家・市民社会の近代的構造連関と帝国憲法下の不寛容との闘い

第六章 国家と宗教
   ―カール・マルクス「ユダヤ人問題によせて」に関する試論
第七章 明治期の政治・宗教・教育
   ―「内村鑑三不敬事件」と「教育と宗教の衝突」論争
第八章 1930年代における「転向」の一様相
   ―文学者中野重治の軌跡
補 章 寛容は共存の原理たりうるか ―ザルカの思考に寄せて


福島清紀(FUKUSHIMA, Kiyonori)

1949年生。元富山国際大学教授。哲学専攻。共著書:『災害に向きあう』『正義とは』(岩波書店)、訳書:『人間知性新論』(共訳『ライプニッツ著作集』4・5巻、工作舎)、「ボシュエとの往復書簡」(『ライプニッツ著作集第II期』2巻所収、工作舎)ヴォルテール『寛容論』(解説、光文社古典新訳文庫)など。

論文集刊行委員
奥田太郎(南山大学教授) 森川輝一(京都大学教授) 佐藤啓介(南山大学准教授) 佐藤実(大妻女子大学教授) 宮野真生子(福岡大学准教授)


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福島清紀氏を偲ぶ会@東京

2017年9月30日
第1部 アカデミックカンファレンス “社会における思想の役割”
第2部 懇親会 “ホモ=ルーデンスの宴”

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※webサイトはこちら:福島清紀氏を偲ぶ会




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