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2册の非売品の本を経て、満を持して、星雲社ともう一度交渉し、再度出版に手を染めることとなった記念碑的作品。奥付に多くのパートを筆者が行っているので、何回も名前が並ぶのはかっこわるいと思い、ペンネームを二つ用意して使った。ひとつはIsidore Ducasse(イジド−ル・デュカス)というロートレアモンの本名と言われている名前、そして哲信夫、つまり折口信夫。デザインは、エル・リシツキーがデザインしたマヤコフスキー詩集『声の為に』の記号インデックスを見本に、エティエンヌ=ジュール・マレイやマイブリッジ的表現のもので構成しようとしたもの。まさに速度と相似律に彩られた本。目次はやりすぎで、大変わかりづらいものとなってしまった。本文は共通で、カバー、表紙、見返し、天地・小口の三方を赤・青・黄のいわゆるモンドリアンカラーに各々塗りわけた3種の本を用意した。取り次ぎごとに色分けしたので、書店単位で違う色の本が並ぶ図というのを夢想したが、なにせ部数が少なかったのでそううまくはいかなかった(つまり並べてくれる書店が少なかった、ということです) Moderato / Yukimasa Matsuda ushiwakamaru menu top home |