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30周年企画として工作舎書籍への感想を掲載します。 『全宇宙誌』 と『遊』を日本一たくさん購入した個人、平野雅彦氏に『オデッセイ1971-2002』の書評を書いていただきました。購入数は『全宇宙誌』15冊、『遊』にいたると累積約500冊! 工作舎のエッセンス――オデッセイ1971-2002 平野雅彦(松岡正剛主宰 ISIS編集学校・師範) 単に工作舎の30周年の歩み振り返ったアンソロジーではない。この書物を手にすると、この世に存在するすべて書物が時空を越えて『オデッセイ1971-2001』というビッグバンから創出されたのではないかと思われてくる。それだけこの本は双発的なのだ。表紙に描かれたDNAの意匠は『オデッセイ1971-2001』の全内容を彷彿とさせる。いったん頁を操れば、〈創刊号と相似律〉という二冊の『遊』が1500本ものテキストを編み込みながら二重螺旋をつくっている現象を目撃することになるからだ。その工作舎の出発点となる『遊』でいえば、読者は半ば強制的に“方程式と国家論”“呼吸と歌謡曲”“恋と存在学”、あるいは“墓地とペンギン”“キャベツ畑とロスのまち”といった草履と下駄を片足ずつ履かされ、数歩前へ歩かされた後、その経済文化の“関係”をはじめて明かされることになる。そうして驚くべきは30年を経った今もなお着眼点においても内容においても手法においてもその輝きは色褪せるどころか輝きを増す一方だ。 そう、これらすべてのエッセンスが『オデッセイ1971-2001』という一冊で感応できるのだからまことに贅沢この上ない。まさにこの書物は記憶の地層であり、天球図であり、言語でもあり、身体でもあり、楽譜でもあり、地図でもあるのだ。
さて工作舎の本を手にすると、「Saturn Chronicles土星紀」というPRペーパーが一葉挟み込まれているのに気が付く。その一通目は1979年の8月にスタートを切っているのだが、これがまた“格別”で“破格”なのだ。一葉一葉が超部分であり、全体でひとつながりの物語をつくっている。 現在その“土星紀”は30年で太陽を一周しながら149周(号)も我々の周りを巡っている。このチャンスにぜひ併せて俯瞰されたい。
◎『全宇宙誌』復刊リクエスト ◎復刊リクエスト ◎読者の声2002 ◎30周年読者の声 ◎30周年、ニューサイエンス、書店――30周年読者の声 ◎私の人生を変えた本――タオ自然学 松島 凡(日本出版販売 ネット事業部) |
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