10月の新刊、松岡正剛著
『にほんとニッポン』

工作舎は松岡正剛さんを編集長とする雑誌『遊』からはじまりました。『遊』休刊後に独立した松岡さんが、久々に工作舎から新刊を刊行します。題して『にほんとニッポン:読みとばし日本文化譜』。
松岡正剛さんといえば、『17歳のための世界と日本の見方』(春秋社/2006年)、『連塾方法日本』シリーズ(春秋社/2008〜11年)、『日本という方法』(NHKブックス/2006年)など、日本文化にまつわるヒット作が多数。そのエッセンスを通史的にまとめた一冊です。
むすぶ縄文からうつろう平成まで
漢字伝来から日中・日韓問題まで
列島誕生から東日本大震災まで
松岡日本学20余冊をリミックス
忘れてはいけない日本を一冊に濃縮した
高速 全日本史!
【目次より】
【い】イレズミの国、コトダマの国。――列島誕生から万葉まで
ユーラシアの東の隅で/フミとクニと仏/万葉の国家構想
【ろ】華厳、マンダラ、南無阿弥陀仏。――平城建都から院政まで
平城メトロポリス/末法へ向かう平安/あはれからあっぱれへ
【は】歩く西行、坐る道元。――鎌倉幕府から戦国まで
方道理と今様/芸と聖のネットワーク/茶の湯と下剋上
【に】天下の器量、浮世の気っ風。――織豊政権から幕末まで
秀吉の朝鮮、家康の中国/江戸の概念工事/爛熟するメディア都市
【ほ】黒船、敗戦、原子力。――富国強兵から平成まで
開国の右往左往/昭和の忘れもの/軍事の、経済の、生活の大国