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根強い人気の『ヴァンパイアと屍体』復活!


『ヴァンパイアと屍体』

ポール・バーバー著『ヴァンパイアと屍体—死と埋葬のフォークロア』(1991年刊行)。改装用のカバーがなくなり、長らく品切れにしていました。ところが、神保町ブックフェスティバルになると、そのカバー汚れの本が次々と売れ、毎年売上上位の本に。そこでカバーだけ増刷して、ご注文にお応えできるようになりました。

スラヴ地方の“ヴァンピール”、
北ドイツの“ナハツェーラー”、
ギリシアの“ヴリュコラカス”、
北ヨーロッパの“ボグボディ”、
ロシアの“ウピール”、
ルーマニアの“ストリゴイ”…
「吸血鬼」は地域によってさまざまな名で呼ばれます。
フィクションのドラキュラ伯爵と異なり、民間伝承の吸血鬼は時ならず早逝して、死者にとどまることを拒むばかりか、戻ってきて友人、隣人に死をもたらす死者たち。

民俗学者の著者は、民間伝承の吸血鬼を詳細に検討。そこに、現代法医学が明かす「死体の腐敗課程の科学」の成果を加えて、吸血鬼の意外な実像に迫ります。吸血鬼とは、異常な死に方をして特殊な腐敗現象を起こした死体のことだった!

民間伝承のヴァンパイア(吸血鬼)を本格的に解明する本として、アニメや漫画系の吸血鬼参考書にとりあげていただきました。主要書店やネット書店では一部での取り扱いですが、ぜひお求めください。





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