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6月の増刷『平行植物』
新装版 第4刷(累計12刷)

平行植物

2020年6月、レオ・レオーニ著『平行植物』を増刷します。

時空のあわいに棲み、われらの知覚を退ける植物群…。
絵本作家レオ・レオーニが産み出した摩訶不思議な「平行植物」たちは、生きた化石のように永遠の時空をさまようとされます。学術書の体裁でこの架空の植物群の発見や生態、神話伝承などをまことしやかに記述し、虚構の世界を作り上げました。
本書邦訳の初版は1980年。ちくま文庫を経て、2011年に現在の新装版で甦り、今回で新装版 第4刷、累計12刷!


「フシギネ」『平行植物』より

フシギネ

遠くから見ても近くに寄っても同じ大きさに見えるという奇妙な性質がある。植物が空間を歪めるのか、あるいはわれわれの知覚が異常を起こすのか?(巻頭口絵より)


2018年から全国巡回していた「みんなのレオ・レオーニ展」では平行植物作品も多数展示され、本書も販売していただきました。
それに加え、ネットでは以前から『鼻行類』『秘密の動物誌』もしくは『アフターマン』とともに、生物学三大奇書と言われ根強い人気がある本でしたが、緊急事態宣言下で注文が急増。この巣ごもり生活にはぴったりだったようです。





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