工作舎ロゴ [注目の1枚]


4月の新刊、稲葉小太郎
『仏に逢うては仏を殺せ』


『仏に逢うては仏を殺せ』

4月の新刊は、稲葉小太郎『仏に逢うては仏を殺せ—吉福伸逸とニューエイジの魂の旅』

ラム・ダス『ビー・ヒア・ナウ』(1979)
フリッチョフ・カプラ『タオ自然学』(1979)
ケン・ウィルバー『意識のスペクトル』(1985)…
1970年代後半から80年代にかけて、書店やジャーナリズムを席巻した「精神世界」「ニューサイエンス」「トランスパーソナル心理学」の重要書を次々と邦訳・紹介した、吉福伸逸(よしふく・しんいち)。
次第にトランスパーソナル心理学の実践的推進者としての活動に比重をおくが、1989年突如、ハワイに移住する。
節目ごとに豹変し、まったく異なる分野の偉才たちと深く交流し、日本の精神文化に多大な影響をおよぼした鬼才の軌跡を、多岐にわたる関係者へのインタビューにより明かす渾身のノンフィクション。

表紙の写真は、交流のあった写真家・杉本博司氏の作品。本文にも貴重な写真収録。四六判上製、312頁。4月20日刊行。

*本書は工作舎50周年記念出版(記念プレゼントを企画中。こちらをご覧ください)。

30代半ばの吉福伸逸さん|『仏に逢うては仏を殺せ』より
30代半ばの吉福伸逸さん


■目次より

まえがき

第1部 家住期

プロローグ 消された履歴
第1章 カウンター・カルチャーの聖地から
第2章 「精神世界」とニューサイエンス
第3章 20世紀の三蔵法師
第4章 本来の面目
第5章 進化の夢
第6章 トランスパーソナル国際会議
第7章 心の成長と癒し
第8章 エクソダス

第2部 学生期

第9章 無口な秀才
第10章 ぼくの初恋
第11章 悪霊
第12章 夢のカリフォルニア

3部 林住期

第13章 ノースショアの浜辺にて
第14章 悲しみの共同体

第4部 遊行期

第15章 伝説のセラピスト
第16章 最後の講義
エピローグ 海へ帰るボーディサットヴァ

あとがき
参考文献
吉福伸逸年譜



■著者紹介: 稲葉小太郎 (いなば・こたろう)

1961年生まれ。東京大学文学部印度文学印度哲学専修過程修了。情報センター出版局をへてマガジンハウス入社。編集者として雑誌『クロワッサン』、『自由時間』、『リラックス』、『GINZA』などを担当。 1993年に吉福伸逸のワークショップに参加し岡山の吉福の実家にてロングインタビュー。フリーの編集者となって以降も関心をもちつづけ、日本各地やハワイでの取材を重ね本書をまとめあげる。
著書に『コンビニエンス・マインド』(大蔵出版)がある。






ALL RIGHTS RESERVED. © 工作舎 kousakusha