11月の新刊
『変わり続ける! シブヤ系まちづくり』
11月の新刊は、渋谷未来デザイン=編・著『変わり続ける! シブヤ系まちづくり』。
まちづくりはカルチャーだ!
渋谷ヒカリエ、渋谷スクランブルスクエア、MIYASHITA PARK…100 年に一度のダイナミックな変貌の途上にある渋谷。まちづくりのエキスパートたちの、立場を越えた対話の向こうに、未来の街のあるべき姿が見えてくる。
編著者の渋谷未来デザインは、産官学民が連携した、新しいまちづくりのプラットフォーム。国内最大級のソーシャルデザインをテーマにした都市フェス「SIW(SOCIAL INNOVATION WEEK SHIBUYA)」「バーチャル渋谷」など、多数のプロジェクトに取り組んでいます。
本書は、渋谷未来デザインとともに、日建設計が中心となって企画構成した本です。A5変型/ソフトカバー、224頁、本体2000円。オールカラーでビジュアル多数。11月下旬刊行予定。どうぞお楽しみに。
■目次
はじめにSHIBUYA CHRONICLE…写真でたどる渋谷の歴史
プロローグ
なぜ、渋谷再開発は「100年に一度」といわれるのか駅や都市基盤の改良に、いくつもの開発が絡み合う
〝渋谷モデル〞のまちづくりは「人が主役」
第1章 渋谷とデザイン
デザイン会議=デザインコードではない渋谷の街のアイデンティティ「アーバン・コア」
〝ガイドライン型〞から、多様性を重視した〝プロセス型〞の景観ルールへ
〈TALK-01〉アーバン・コアでつなぐ、「人の動き」と「街の多様性」
〈TALK-02〉渋谷スクランブルスクエアから考える “街を面白くする”再開発
第2章 渋谷とコミュニティ
行政や事業者、地元の人たち…… みんなでつくるプロジェクト型ボトムアップ型まちづくりの代表例、渋谷中央街
「渋谷未来デザイン」という新たなまちづくりの実験場
〈TALK-03〉渋谷駅周辺の“まちづくり”のこれまで、そしてこれから
〈TALK-04〉地域と再開発が、深く連携したまちづくり
〈COLUMN 01〉地域やコミュニティと開発が有機的につながる
…渋谷駅南西側のまちづくり
第3章 渋谷とパブリックスペース
渋谷川沿いと高架跡地を開発した「日本版ハイライン」公共空間と商業施設が一体となった「MIYASHITA PARK」「渋谷パルコ」
都市計画をストリートレベルに落としたプロジェクト
〈TALK-05〉開発から生まれた新しい居場所、渋谷川再生と渋谷リバーストリート
〈TALK-06〉2つの“公園”から見えてくる、パブリックスペースと商業の新しい関係
〈COLUMN 02〉地域連携と収益性の両立する新しい公園モデルを目指して
…渋谷区立北谷公園
第4章 渋谷とマネジメント
なぜ「100年に一度」の開発は、スムーズに進んだのか?工事をしている最中から情報発信を続ける理由
屋外広告の規制緩和と〝渋谷らしさ〞
〈TALK-07〉9つの事業者が組んだ”チーム渋谷”による工事調整と広報活動
〈TALK-08〉エリアマネジメントが描く、新しい渋谷のつくり方
第5章 渋谷と未来
渋谷未来デザインというプラットフォームは、なぜ生まれたか観光資源であり、イノベーションのきっかけになる都市フェス「SIW」
産学官民が連携した、渋谷らしいプロジェクト
〈TALK-09〉渋谷を、多様性あふれる世界最前線の実験都市に
〈SPECIAL TALK〉長谷部健 渋谷区長に聞く 変わり続ける渋谷と未来とまちづくり
あとがき 多様なまち「渋谷」の未来デザイン
プロジェクト データ
写真クレジット・図版出典
参考文献
■編著者紹介
一般社団法人 渋谷未来デザイン
「ちがいを ちからに 変える街。渋谷区」を未来像に掲げる渋谷区と連携し、2018年に設立。ダイバーシティとインクルージョンを基本に、渋谷に住む人、働く人、学ぶ人、訪れる人など、渋谷に集まる多様な個性と共創しながら社会的課題の解決策と可能性をデザインする、産官学民イノベーションプラットフォーム。多様性あふれる未来に向けた世界最前線の実験都市「渋谷区」をつくるため、企業・市民と共に多様なアプローチで、課題解決のみではない“可能性開拓型”のプロジェクトを推進し、渋谷区から都市の可能性をデザインしている。
公式サイト https://fds.or.jp/