工作舎ロゴ [Recommended Image]

HOME > Recommended Image一覧 > キルヒャー・驚異の図像 menu


●キルヒャー・驚異の図像 14

『キルヒャーの世界図鑑』より


巨人

14 巨人

キルヒャーの時代、古代人は巨人だったと信じられ、これを化石や地下埋蔵物から調べる姿勢は、いわば考古学・古生物学の先駆であった。
歴代の巨人を示した図のうち一番小さな人体が、人間である。最大の巨人は、1401年にシチリア島トレパノに近い洞穴で発見された化石だと、ボッカッチオが伝えている。ひとたび人の手に触れるや塵となってしまったという。残された巨大な歯2、3本が教会に保存された。(『地下世界』より)

工作舎 © kousakusha