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●レオーニの幻想の庭
『平行植物』より


[backnumber]

01
01 マネモネ
02
02メデタシ
03
03夢見の杖
04
04カラツボ
05
05ツキノヒカリバナ
06
06ヒゲバカマユビナリ
07
07フシギネ
08
08森の角砂糖バサミ
09
09 七指の燭台
10
10 アリジゴクの葉
11
11 グンバイジュ
12
12 オカシシ



2011年1月、『平行植物』を新装復刊しました。平行植物とは絵本作家レオーニの想像力が産んだ架空の植物。「ツキノヒカリバナ」「森の角砂糖バサミ」など60数種にも及びます。
平行植物は一見普通の植物なのに静止した時空に属し、触ろうとすると気化してしまうという。そうした摩訶不思議な生態や、発見史、進化過程の謎なども、まことしやかに語られます。しかも国際平行植物学会推薦の帯に加え、1982年には東京で第5回国際平行植物学会議(原書刊行は1976年/邦訳初版は1980年)の記述も! こうした遊び心が熱心なファンを生み、Wikipediaの項目もあるほど。

『平行植物』に収録されたレオーニ画の、一点一点のディティールをぜひご覧くださいませ。

レオ・レオーニ Leo Lionni 1910.5.5 - 1999.10.11
オランダ・アムステルダムに生まれ、14歳でイタリアに移住。チューリッヒ大学で経済学を学ぶかたわら、イタリア第二未来派グループに参加。ミラノでデザイナーとして活動するも、1939年、ファシスト政権によりユダヤ系とされアメリカに亡命。48年より『フォーチュン』誌のアートディレクターとして活躍する。
1959年、孫のために作った『あおくんときいろちゃん』で絵本作家デビュー。『フレデリック』『せかいいちおおきなうち』『スイミー』はじめ相次いで発表した童話作品の数々が各国でさまざまな賞を受賞する。
イタリアに戻った1960年以降は絵本および彫刻作品の創作活動に専念。幻想の植物も時間をかけて育み、76年、学術書の体裁で本書を上梓する。
1996年、板橋区立美術館をはじめとする日本の4館で、展覧会も開催される。


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