『ハーディ・ガーディ・マン』ミュージックマガジン書評

キーワード検索HOME
 
雑誌「ルック」のために撮影。のちにオアシスのリアム・ギャラガーがこの装いを取り入れた
カール・フェリス撮影、1967年

リアム・ギャラガーの服装も

「ミュージック・マガジン 2009年1月号」に『ハーディ・ガーディ・マン』の書評が出た。音楽評論家の五十嵐正さんの評だ。

僕のような長年のファンには、興味深い話がたっぷり詰まっているし、60年代の音楽に興味があるなら誰でも間違いなく、ディランやビートルズ、ストーンズらとの交友の逸話を楽しめるはず。

と、高評価。しかし、「文中の発言は割り引いて受け取った方がいい」とも。

フォーク・ロックも『サージェント・ペパーズ』もジャズ/フュージョンもウォーホルのバナナもフラワー・パワーもケルティック・ロックもレッド・ツェッペリンもTレックスもワールド・ミュージックもリアム・ギャラガーの服装もすべて、彼が始めた、もしくは直接的な影響下にあると主張するのだ。
確かに彼は60年代のイコンの一人で、幾つかのことにおいて先駆であり、その作品に刺激や影響を受けた人たちも多いが、これは明らかに言い過ぎ。
ただ、その心情が理解できないこともない。彼は人気者だった一方で、浮世離れした題材を歌うフラワー・チャイルドという扱いでプレスに軽んじられてきたので、自分の手で歴史的評価を下す機会を待っていたのだろう。

上の写真は本書収録のドノヴァン(邦訳はモノクロ)。「雑誌『ルック』のために撮影。のちにオアシスのリアム・ギャラガーがこの装いを取り入れた」とキャプションがつく。さて真偽のほどは? ぜひ本書を読んでお確かめください。



HOME書評&イベントこの頁のはじめに戻る