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動物の発育と進化 [詳細]

目次 ここがおもしろい!関連図書目録ヘ戻る(定価ほか)




個体発生(発育)から系統発生(進化)を探る!




■目次より

1 進化する胚
2 ヘッケルとガースタングの逆さまの世界
3 来るべきものの形
4 ある犬の一生
5 雌雄性にかかった時間
6 鳥類と腕足類とブッシュバック
7 ピーター・パン症候群
8 過去の姿、未来の形
9 形をさらに進化させる
10 生活の仕方を進化させる
11 生物学的軍拡競争に活力を
12 幼児の顔をした超類人猿



■ここがおもしろい!

発育から進化を探る理論「ヘテロクロニー(異時性)」は、動物体の発生発育の過程で、各部分が発達する時期や順序が通常のパタンから微妙に変わると、それが進化的変形の基になるという仮説。ネオテニー(幼形成熟)はその一パタンで成長速度が遅い場合。

「個体発生は系統発生を繰り返す」の名言で有名なヘッケルに代表されるが、ダーウィンの自然淘汰と遺伝の背後に押しやられていた。訳者(『パンダの親指』などのグールド訳者として著名な京都大学名誉教授)によれば、ヘテロクロニーを扱った本は世界でも5冊しかなく、しかも専門書。本書は一般向けに平易に解説する。




■工作舎の進化論関連図書

個体発生と系統発生 進化の観念史と発生学の最前線 スティーヴン・J・グールド 5500円
選択なしの進化 形態と機能をめぐる自律進化 リマ=デ=ファリア 5500円
性選択と利他行動 クジャクとアリの進化論 ヘレナ・クローニン 6500円
時間の矢・時間の環 地質学的時間をめぐる神話と隠喩 スティーヴン・J・グールド 2524円




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