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2001年分の超漢字情報

超漢字4へのアップグレードは終わりましたか?
TRONSHOW会場での先行発売を経て、12月21日に正式発売となった「超漢字4」。ユーザーの方々は、もうアップグレードはお済みでしょうか。OSのメジャーアップグレードは、WindowsやMacintoshの場合、かなり勇気のいる作業となりますが、BTRONの場合、拍子抜けするほど簡単です。「上書きインストール」を選び、あとは待つだけ。当たり前のように再起動すれば、いつもの画面になります。見た目が全く変わらないので、「本当にバージョンアップしたの?」と不安になるくらい。起動画面が「4」のものになっているので、ようやく分かるほどです。でも、これが本当だと思いませんか? アップグレードすると、それまで使い慣れたインターフェースがまるっきり変わってしまう方がおかしいですよね。車を買い変えたら操作が全く違っていたなんてことがないように、コンピュータと人間のインターフェースを司どるGUIがころころ変わったのでは、使う方がたまりません。
今回のアップグレードで、超漢字はさらに使いやすくなっています。細かい点を数えていくとキリがないのですが、筆者が個人的に感激したのは、ストレージクラスのUSB機器への対応です。おそらく本来は、USB接続のデジタルカメラを対象としていたのでしょうが、筆者が持っているUSB接続のMOドライブが使えるようになりました! 機種はオリンパス製の「TURBO MO mini EX」です。この種のUSB外付けのストレージデバイス(HDDやカードリーダー)が手元にないので、これ以上の動作確認はできないのですが、ユーザーの方で「この周辺機器が使えるようになった」という例があれば、ぜひTRON関連のBBSで報告してみてください。もちろんパーソナルメディアへ直接メールを送ってもいいですよ。情報を分かち合うことで、より充実した環境を作っていきましょう。

T-Engineは日本の半導体業界へのエール、TRONSHOW2002開催!
TRONプロジェクトの最新の成果が一望できる年に一度の大イベント「TRONSHOW2002」が12月13日〜15日まで東京のラフォーレミュージアム六本木で開催されました。今回の目玉は、新しく立ち上げられたプロジェクト「T-Engine」の発表です。産業用組み込みOSの標準として確固たる地位を築いたITRONの21世紀における発展型とも言えるT-Engineは、TRONが目指す「どこでもコンピュータ」の実現に向け、eTRONで実現されるネットワークセキュリティを持った標準開発プラットフォームを定めています。その上で豊富なミドルウェアを流通させることで、組み込みシステム市場でのソフトウェア開発の効率化を図ろうという意欲的なものです。会場では、T-Engineに賛同する各社がブースを設けて自社の取り組みや応用製品をアピール。シアタープログラムでも熱のこもった発表が行なわれた様子。T-Engineは中国や韓国の半導体メーカーの安値攻勢の前に劣勢を強いられる日本の半導体メーカーへのエールである、とは坂村プロジェクトリーダーの弁。今こそ、日本の高度な技術力を元に、日本企業にしか作れない製品で差別化を図る時代。事実、T-Engineの開発には各半導体メーカーの最新の製造技術が盛り込まれています。かつて企業間の枠を越えて行なわれたTRONチップの開発が、後の日本メーカーの省電力マイクロプロセッサの隆盛へとつながっていったように、T-Engineが21世紀の日本の半導体業界へのカンフル剤となることを期待します。

BTRON Clubは蜜の味? もう入会するしかない!
12月14日、BTRON Clubの第44回例会が、ラフォーレミュージアム六本木のTRONSHOW2002の会場で行なわれました。今回はお試し例会ということで、非会員の方でも特別に参加できるとあって、地方在住のBTRONユーザーの姿もちらほら。例会の方も、TRONSHOWのプロデュースと平行して、来年1月に東京大学総合研究博物館で開催予定のデジタルミュージアムの準備に多忙な坂村健プロジェクトリーダーの、いつにもましてリミッターの外れた大独演会に加え、会員からの発表も充実したものとなりました。特に今回お試し参加されたmuraoさん発表は、会場中が騒然となるほどの盛り上がりを見せました。閉会後は、居酒屋等に場所を移し、ユーザー同士が親睦を深め、ネット上の交流だけでは得られないコミュニケーションが生まれた様子。今回初めて参加して、BTRON Clubの魅力にノックアウト寸前(入会必至)という方もいらっしゃるようで、今後もこうした機会が増えるとともに、地方での例会開催にも期待したいところです。

「Mozilla for 超漢字」が欲しいか? ならば・・・
正式発売までカウントダウン状態となった「超漢字4」ですが、TRONSHOW2002会場での先行発売を前に、BTRONユーザーの度胆を抜く発表がありました。オープンソースのWWWブラウザ「Mozilla」が、超漢字上に移植され、その試用版が「超漢字4」にバンドルされるというものです。現在超漢字上で使えるブラウザBBB(BTRON Basic Browser)は、BTRON作法に基づくインターフェースを備えてはいますが、いかんせんInternet ExplorerやNetscapeに比べ、機能的に遅れをとっているのは事実。しかし「Mozilla for 超漢字」では、Javaスクリプト、SSL、フレームへの対応、Cookieが使用可能になっているとのこと(ちなみにBTRON Clubでは、移植作業が進んでいるという情報が既に発表されていました)。まだ正式版ではありませんが、このタイミングで発表されたことで、「超漢字4」の購入を決めかねていたユーザーも興奮の色を隠せない様子。ただ現状では、インターフェースがオリジナルのままのようで、Mozillaのウィンドウの中だけは、BTRONとは異なる別世界という感じらしく、今後の改良に期待したいところです。

BTRON Clubに「お試し参加」はいかが?
コアでコアでディープなBTRONユーザーが多数集まることで知られる「BTRON Club」。年6回行なわれる例会では、会長である坂村健プロジェクトリーダーの講演(大暴れ演説会ともいう)の他、ユーザー自作のソフトやハードのプレゼンテーション、「BTRONは、TADは、実身/仮身はどうあるべきか」など、熱のこもった議論が毎回展開されます。原則会員制ですが、来る12月14日に開催される例会は、なんと会員外の方でも参加できる「お試し例会」となります(要参加費2000円)。場所は、ラフォーレミュージアム六本木TRONSHOW2002の会場です(時間は18:00〜20:30まで)。TRONSHOWの真っ只中での開催に加え、超漢字4、T-Engineが発表されたばかりとあって、盛り上がるのは間違いなし。ちょっとだけのぞいてみたいという方は、ぜひご参加を。詳しくはこちらまで。

武田フォーラム開催、3巨頭そろいぶみ
すでにこのページでもお知らせしましたが、武田計測先端知財団が主催する武田賞の受賞者を招いての「武田フォーラム」が、12月3日に都内のホテルで開催されました。分野毎に3つのセッションに分かれ、夕方からはウェルカムパーティーも行なわれた様子。情報・電子系応用分野で受賞した坂村健プロジェクトリーダーは、TRONプロジェクトについて講演。「現代においては、研究開発も分散型にならざるをえず、多くの人々が協力しながら発展していくもの」と締めくくった。GNUのリチャード・ストールマン氏は、プレゼンソフトを使うことなく、熱のこもった主張を展開して聴衆を圧倒。Linuxのリーナス・トーバルズ氏は、自らが勤めるトランスメタ社製のMPU搭載のサブノートを手に、オープンソースによる開発を生命の進化になぞらえた講演を行なった。TRON、GNU、Linuxのトップが一堂に会した記念すべきフォーラムは、お互いが目指す理想の微妙な差異をのぞかせながらも無事終了。当日の講演内容は、武田計測先端知財団のホームページで後日公開されるとのこと。またBTRONライターの美崎薫氏のレポートにも注目。

さあ今年も出ますよ、「超漢字4」発表!
11月27日付で、パーソナルメディアよりBTRON3仕様のOS「超漢字4」の年末リリースが発表になりました。発売日は、12月21日です。
今回の新機能としては、超漢字が持つ多漢字・多文字環境を、より柔軟に活用できるように「異形字ゆらぎ検索機能」を搭載。文字コードや文字セットを意識することのない、快適な検索環境が実現しているようです。また、これまで別売となっていた「超漢字メール」が標準でつくようになり、超漢字同士であれば、TRONコードの豊富な文字環境を利用したメールのやり取りが可能です。
さらにWindowsXPに対応したパーティション管理ツール「System Selector2」がついてきますので(簡易版じゃありません、製品版と同じものです)、「うまくインストールできるか心配」という初心者も、今使っているWindows環境はそのままに、簡単に超漢字を導入できます(はっきり言って、パーティションさえうまく作れれば、超漢字ほど簡単にインストールできるOSは他にないです)。
「私は、Macな人なんです」という方にも朗報。既にパーソナルメディアから「Macで超漢字」がリリースされていますが、超漢字4では、Virtual PC 4.0に正式対応しています(ただ使える周辺機器に、ちょっとだけ制限あり)。
その他、機能強化点を挙げていくと、4GB以上のHDD区画への対応(やったね)、無線LANへの対応は「TRONWARE Vol71」で紹介されていたものでしょう(これで寒い冬もコタツでBTRONが可能になる)。これ以外にも、毎回少しずつ進化していく超漢字。「発売日が待てない!」という方は、TRONSHOW2002へどうぞ。パーソナルメディアのブースで先行発売も行なわれるとのことです。

TRONSHOW2002開催迫る!
年末恒例のTRONプロジェクトの「今」がわかるイベント「TRONSHOW」の開催が迫ってきました。今年はラフォーレミュージアム六本木を会場に、12月13日(木)〜15日(土)の3日間にわたって行なわれます。土曜日も開催しているので、いつもは見に行けないという方もぜひ、どうぞ。今年の目玉は、「T-エンジン」の発表会です(14日)。もちろん、BTRONについての最新情報も見逃せません。HP上の招待券をプリントアウトすれば、無料で入場できます。

TRONコードに「アーヴ文字」が登録!
「超漢字」シリーズがサポートしているTRON文字コードは、古今東西のあらゆる文字をコンピュータ上で扱えることを目指しており、TRON文字収録センターを通じて、コード未収録の文字の申請を受け付けています。小説や映画に登場する「創作文字」も、その対象としており、今回、創作文字として初めて登録となったのが、SFファンにはおなじみの人気スペースオペラ<星界シリーズ>に登場する「アーヴ文字」です。ファンの有志の手により申請作業が行なわれ、原作者からの許諾も得られ、「超漢字」上で自在にアーヴ文字が扱えるようになりました。フォントや入力システムは、こちらからダウンロードできます。

TRONプロジェクトリーダーが「武田賞」を受賞!
TRONプロジェクトを率いる坂村健先生が、武田計測先端知財団が主催する「武田賞」の栄えある第1回目の受賞者に選ばれました。武田賞は「地球上に存在する全生活者に価値をもたらし、生活者の富と豊かさ・幸福との増大に役立つ、科学技術の業績」に対して贈られるもので、坂村プロジェクトリーダーは、情報・電子系応用分野において、GNUプロジェクトの創立者、リチャード・ストールマン氏、Linuxの生みの親、リーナス・トーバルズ氏と共に受賞します。

エスペラント版「超漢字」登場!
エスペラントTRON研究会パーソナルメディア株式会社では、「超漢字」のメニューやシステムパネル等をエスペラント化する「超漢字エスペラント対応キット」を共同開発。作業にあたっては、エスペラントTRON研究会の有志が中心になって翻訳が進められ、「実身」や「仮身」などのBTRON用語にエスペラント訳が与えられることとなりました。キットはフリーでダウンロードできるようになっています。

復活? 幻の書
TRONプロジェクトの揺籃期、坂村プロジェクトリーダーの手により、多くのTRON啓蒙書が書かれました。しかし、その多くがすでに品切れとなり、現在入手することは困難になっています。ところが、そのうち『TRON概論』『TRONを創る』(ともに共立出版)が、新装カバーで入手できるようになっているのをご存知でしょうか。本自体が重版されたわけではなく、カバーのみリニューアルになっていて、ネット書店などでも購入できます。プロジェクトリーダーの近著『情報文明の日本モデル』(PHP新書)と合わせて読むことで、一貫したTRONプロジェクトのビジョンの確かさと先見性に気付くことでしょう。これに『TRONからの発想』(岩波書店)を入手すれば、あなたも立派なTRON通。




『超漢字 超解説』解説TRON LINK
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