工作舎ロゴ 『にほんのかたちをよむ事典』チラシと目次


にほんのかたちをよむ事典チラシ
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12月の新刊
『にほんのかたちをよむ事典』
のチラシと目次

日本文化におけるさまざまな「かたち」を読み解く『にほんのかたちをよむ事典』がもうじき刊行になります。図版満載の読んで見て楽しむ事典。大プッシュの本ですので特別にカラーチラシをつくりました。それが上の画像です。ご希望の方はオーダーフォームからお申し込みください。

また、収録項目が200以上という、気になる目次をお知らせします。

■目次より

1―かたちのことば

1・000 形/ 形質

1・01 かたちの見取図
形体/ 形態◎表面◎
色/ 色彩/ 色彩論◎明暗/ かげ
硬軟◎感覚/ 知覚/ 認知
心象/ イメージ◎虚実◎構造
システム◎モデル◎系統

1・02 かたちと方法
構成/ 構築◎調和◎省略◎変換
翻訳/ 造語◎分類◎パラフレーズ
コラージュ◎作図/ 投影
設計◎遠近法◎プロポーション
自己組織化◎錯視/ だまし絵
装飾

1・03 世界をかたどる
宇宙/ 世界◎間/ 空間/ 時間◎場
次元◎無限◎縁起◎混沌/ 無秩序
人工/ 自然/ 天然◎天地
左右/ 上下/ 表裏

2―かたちのかたち

2・000 民族芸術学

2・01 天象と地象
星座◎天文学◎風◎雪◎雪形◎霞
火◎水◎流れ/ 蛇行◎渦/ 螺旋
花/ 桜◎富士山◎洲浜

2・02 物怪と異界
妖怪◎天狗◎鬼◎龍◎地獄/ 極楽

2・03 道具と暮らし
風呂敷◎旗/ 幟◎火消◎武器
数珠◎てまり◎折り紙◎水引
しめ縄/ 御幣◎千木/ 鰹木◎凧
ものさし◎文房四宝◎和紙◎螺子
車◎橋◎家◎柱◎庭/ 借景
垣/ 生垣◎墓石

2・04 遊芸と芸道
能◎文楽◎歌舞伎◎香道
喫茶◎茶道◎剣道◎囲碁/ 定石

2・05 文字と数と謎
漢字◎書/ 書体◎書道史◎花押
数/ 数字◎和算◎算額
パズル/ 考え物◎魔方陣
継子立◎タングラム

2・06 図形と象徴
点/ 線/ 面/ 立体◎円◎三角形
方形◎菱形◎五角形◎六角形
八角形◎フラクタル◎多義図形
充填

2・07 記号と文様
陰陽◎+と×◎巴/ 卍◎星/ 九字
青銅器文様◎銅鐸文様◎石垣刻印
寺院刻印◎呪符瓦◎鹿子
唐草/ 唐花◎吉祥文◎香之図
島/ 縞◎○△□

2・08 メディアと様式
仏画◎屏風絵◎絵巻◎浮世絵
本◎絵本◎看板◎暦◎地図
唐様/ 唐物◎キリシタン
阿蘭陀好み◎象篏◎俗悪趣味
朦朧体◎縮み志向◎流行

2・09 からだと衣装
頸◎耳◎舌◎腕◎指◎腹◎脚
刺青◎衣装◎袖◎裾◎衿
被り物◎下駄

3―ひととかたち

3・000 身振り

あそぶ◎あるく◎いのる
いわう◎うつす◎えがく
おどる/ おどけ/ まう◎かく
かこむ◎かさねる◎かざる
かなでる◎からす/ かれる◎きく
きる◎くむ◎けす◎けず(づ)る
ころす◎さとる◎すかす◎すく
すてる◎する◎すわる◎たたかう
たたく◎たつ◎ちぎる◎つっこむ
つなぐ◎つむ◎とく◎とぶ◎なく
なぞる/ なぞらえる◎ぬく
ねじる◎のろう◎ひく◎ふく
ぼかす◎まく◎まぜる◎まとう
みる◎もやす◎やく◎やぶる
やる◎わく◎わたる
わらう◎わる

具体例では下のようになります。ニッポン文化には驚きがいっぱい!

■内容より

◎理解できない言葉をありがたいと思うのは、 「意味」とは別に価値が生まれているからである。
◎日本人は、3 次元空間に住んでいることを、 明治維新まで気づかなかった。
◎四畳半にも、左勝手と右勝手がある。
◎シデあるいは御幣は、天の声としての雷 つまり「紙なり」を表現する。
◎日本の庭では、水は流れていなければならない。
◎大文字山の大の字も 魔除けの星形五角形である可能性がある。
◎×は悪そのものであるとともに、 悪を払うものである。
◎唐草風呂敷の歴史は浅く、明治30 年代にはじまった。
◎江戸時代の「わくわく」は、 肝が潰れる寸前の状態を表していた。
◎「みる」という意味を表す漢字は約200 に及ぶ。
◎日本では、ひもは神の力を呼び込む 生命的存在とされていた。
◎東洋では、空を飛ぶために 必ずしも翼を必要としない。
◎「ぼけ」の振る舞いは、「つっこみ」があって はじめて進展し、構造性を持つ。
◎殺生のもともとの意味は「生かすか殺すか」だった。
◎建物の組み方を最も簡素に、 また厳粛に表しているものが鳥居である。
◎我々は積極的に無常、虚無に身を投じ、 味わい続けてきた。
◎平安時代には髷を露出することは 恥ずべきことだった。
◎浮世絵に見る限り、 日本女性は深爪型が好みのようである。





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