工作舎ロゴ [今週の1枚]


神保町ブックフェスティバル御礼
〜2017年の目玉商品は紙型

神保町ブックフェスティバル2017

2017年11月3日(祝)〜5日(日)の神保町ブックフェスティバルが、おかげさまで大盛況で終了しました。ご来店いただいたみなさま、どうもありがとうございました。

今年の工作舎の目玉商品は、野尻抱影『大泥棒紳士館』の貴重な一点ものの紙型。
活版印刷の時代、ページごとに組まれた活字組を保存するために、組み上げた印面の上に特殊な紙を載せ、加熱・加圧して、紙製の鋳型が作られていました。増刷の際には、この紙型に鉛を流し込み、鉛版を作って印刷したものです。いまや紙型を使って印刷できる業者は激減し、泣く泣く活版を諦め、紙型も処分することになったのです。

今回、工作舎が引き取った貴重な紙型の中から、『大泥棒紳士館』の綺麗なものを1枚300円で販売したところ、瞬く間に完売し、2日目にさらに20枚を補充したものの、それも完売。静岡からわざわざお求めに来られるなど、予想以上の反響がありました。この『大泥棒紳士館』自体の在庫はございます。星学者として知られる野尻抱影が書きおろした痛快華麗な泥棒物語。 その名文に触れてください。


神保町ブックフェスティバル2017

神保町ブックフェスティバル2017
野尻抱影『大泥棒紳士館』紙型





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