共生—髪から世界が変わる[詳細]
ヘナと生きる
髪に向きあってきた40年余は
植物染料「ヘナ」との日々でもある。
「ヘナ」の原産地インドを訪れ、最高の品質を求めてきた。
ヘナによる美髪効果を広めようと各地に出向き、
ワークショップを続ける。
ヘナに導かれ、いくつもの新たな出会いに恵まれてきた。
植物と人の営みを学び、
先人の教えや見えない存在の力に支えられて、今がある。
さらなる共生のヴィジョンを見据えて
未来へと踏み出す自分がいる。
■目次より |
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1章 “共に生きる”という優しさのもとで
1―相利共生と片利共生、そして寄生2―すべては三つのことから始まった
3―「ヘナ」の原料は薬用植物”henna”
4―薬草学とおしゃれの歴史
5―誰でもない誰かに導かれて
6―なぜ髪が壊れていくのか
7―髪による差別を越えて
2章 CNP社と地域農業者との共生
1―インド産「ヘナ」に着目2―インドにおける有機農法
3―CNP社と農業従事者の幸せ
4―“心地よい豊かさの循環”のために
3章 植物と人が共生する場
1―植物と菌類の巧みな共生関係2―仕事の場Kamidokoの植物たち
3―木々に新たな生命を宿らせる
4―神秘体験からの植物との共生
5―科学の視点に共感する「ハマナスの縁」
6―インドへ行く前にしておくべきこと
4章 お客さまと美容師との共生
1―出会いから世界が広がる2―講演とワークショップの日々
3―よりよい美容師となるために
4―望まれる美容業界の変化
5―初心のままに自らの道を行こう
6―自然の髪の美しさがある
5章 「共生する社会」を此処(ここ)に
1―ふたたびインドの大地にて2―「インド」について思うこと
3―「共生する社会」になるために
美容師・森田要のあゆみ
■関連図書(表示価格は税別) |
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■書評 |
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●クーヨン 2025年12月号
…著者は美容師として、髪染めやパーマをくり返す顧客の髪が壊れてくようすを見て、「ヘナとカットのみ」のサロンを立ち上げた。…髪から考える環境との共生は、誰もが参加可能な営みである。

