工作舎ロゴ 書籍解説

HOME > 書籍 > ジャンル一覧新刊一覧 > しめかざり/基本データ




しめかざり[詳細]

目次著者紹介関連図書



めでたづくし

こんどのお正月、どんなしめかざりを飾りますか?

新たな年にすがすがしくトシガミ様をお迎えしようと
なにかとせわしない年末も、しめかざりを付けて準備万端。

通常、紙垂(しで)、橙(だいだい)、海老(えび)、譲葉(ゆずりは)
裏白(うらじろ)などで彩られるしめかざりですが、
本書では、それらの装飾を取りはずし、しめかざりの飾らない姿、
藁が象る「素(す)のかたち」に込められた土地の祈りと
人々の願いを読み解きます。



俵『しめかざり』より
俵(山形県鶴岡市)「1章しめかざりのかたち」より/ クリックするとpdfに移動します

■目次

図解:「しめ縄」から「しめかざり」への造形的展開
    玄関用しめかざり形態分布地図

1章 しめかざりのかたち

宝珠[広島・宮城・長野]
打出の小槌[長野]
松竹梅 [京都]
鶴[大分・福岡・熊本・鹿児島]
宝船[徳島・秋田]
俵[山形]
海老[鳥取・京都・新潟・千葉]
蛇[滋賀・岐阜]
杓子[愛媛]
馬[三重]
鋏[静岡]
懸の魚[香川]
お顔隠し[群馬]
七五三縄[長野]
おっかけ[広島]ほか・・・・・・5系統の
しめかざりの〝素〟の姿を写真付で紹介

2章 しめかざり探訪

山形:稲作の苦難の歴史を超えて「俵じめ」に新年のエネルギーを蓄える
埼玉:旧家の家長が代々受け継ぐ、あたりまえの「正月準備」
香川:漁網を持つ手で稲藁を綯い、大漁と安全の願いをこめる
福岡:島の鶴、街の鶴 自在に舞い、南の土地を寿ぐ

3章 しめかざりを知る

構造:綯い、作り、飾る・・・・藁の縄目に思いを込めて
装飾:扇・橙・海老・譲葉・・・・装飾それぞれにも意味が宿る
これまでとこれからの道:人、土地、時間を結び、しめかざりはこれからも引き継がれる


飾られた宝珠『しめかざり』より
飾られた宝珠のしめかざり(長野県上田市)「1章しめかざりのかたち」より/ クリックするとpdfに移動します


■著者紹介:森 須磨子(もり・すまこ)

1970年、香川県生まれ。武蔵野美術大学の卒業制作がきっかけで「しめかざり」への興味を深めてきた。同大学院造形研究科修了、同大学助手を務め、2003年に独立。グラフィックデザインの仕事を続けながら、年末年始は全国各地へしめかざり探訪を続ける。本書の収録写真もすべて著者による撮影。著書に、自ら描いた絵本・たくさんのふしぎ傑作集『しめかざり』(福音館書店・2010)がある。

2015年には香川県高松市の四国民家博物館にて「寿ぎ百様〜森須磨子しめかざりコレクション」展を開催。「米展」21_21 DESIGN SIGHT(2014)の展示協力、良品計画でのしめ飾りアドバイザー業務(2015)。2017年は武蔵野美術大学 民俗資料室ギャラリーで「しめかざり〜祈りと形」展(10月16日〜11月18日)、かまわぬ浅草店「新年を寿ぐしめかざり」展(11月23日〜12月5日)開催予定。



鶴『しめかざり』より
鶴(大分県由布市)「1章しめかざりのかたち」より/ クリックするとpdfに移動します

鶴『しめかざり』より
鶴(福岡県・宮崎県)「1章しめかざりのかたち」より/ クリックするとpdfに移動します


■関連図書

  • にほんのかたちをよむ事典  形の文化会=編 3800円
  • 江戸博物文庫シリーズ 工作舎=編 各1600円
  • 古木の物語 牧野和春 2200円
  • 文字の靈力 杉浦康平 2800円
  • にんげんいっぱい うたいっぱい 桃山晴衣 4500円





  • ALL RIGHTS RESERVED. © 工作舎 kousakusha