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幻談水族巻[詳細]

目次著者紹介関連図書関連情報書評



水底の竜宮城の住人たちは、 魔物の化身か、神仏の使者か。

海や川、池や沼には、いったい何が
棲んでいるのか、わかったものじゃない。
水界では、どうやらヒトの理屈は通らないようだ。
絵にも描けない竜宮城も、一見楽園のようでいて、
その正体は伏魔殿かもしれない。
不思議が詰まった本の玉手箱、
ページを開ければ、何が出るやら。



『幻談水族巻』金箔写真



■目次より

はじめに

介類の章

あわび(鮑)/かき(牡蠣)/さざえ(栄螺)/はまぐり(蛤)/いか(烏賊)/たこ(蛸)/くらげ(海月)/なまこ(海鼠)/えび(海老)/しゃこ(青龍蝦)/かに(蟹)

甲類の章

かめ(亀)

鱗類の章[海水の部]

いしもち(石持)/いわし(鰯)/にしん(鰊)/ぼら(鯔)/たい(鯛)/かじき(舵木)/かつお(鰹)/かれい(鰈)/このしろ(鮗)/すずめうお(雀魚)/はりせんぼん(針千本)/まんぼう(翻車魚)/ふぐ(河豚)/むつごろう(睦五郎)/えい(鱏)/こばんざめ(小判鮫)/ふか(鱶)/わに(鰐)

鱗類の章[淡水の部]

あゆ(鮎)/いわな(岩魚)/やまめ(山女魚)/ます(鱒)/うなぎ(鰻)/なまず(鯰)/こい(鯉)/ふな(鮒)/きんぎょ(金魚)

出典一覧
おわりに


■内容より

  • 牡蠣(かき)の早業
  • 蜃気楼
  • 七本足の蛸
  • 小蟹の行進
  • 亀入道
  • 酒に酔う鯛
  • 怪魚あらわる
  • 熟睡する翻車魚(まんぼう)
  • 河豚(ふぐ)汁の秘密
  • 鰐(わに)に魅入られた船
  • 山芋が鰻に化す
  • 鯰の願い
  • 鯉の恩返し
  • 植木鉢の鮒



  • ■著者紹介

    福井栄一(ふくい・えいいち)
    上方文化評論家。1966年、大阪府吹田市出身。京都大学法学部卒。京都大学大学院法学研究科修了。法学修士。四條畷学園大学看護学部客員教授。京都ノートルダム女子大学国際言語文化学部および関西大学社会学部の非常勤講師。上方の芸能や歴史文化に関する講演、評論活動を精力的に行い、マスコミ出演も多数。本書が通算40冊目の著作となる。剣道二段。
    http://www7a.biglobe.ne.jp/~getsuei99/




    ■関連図書(表示価格は税別)

  • 『十二支妖異譚』 福井栄一 定価 本体1800円+税
  • 『解體珍書』 福井栄一 定価 本体1600円+税
  • 『蟲虫双紙』 福井栄一 定価 本体1700円+税
  • 『江戸博物文庫』シリーズ
  • 『怪奇鳥獣図巻』 定価 本体3200円+税
  • 『しめかざり』 定価 本体2500円+税



  • ■関連情報

    2022.7.6 箕面FMラジオに福井栄一さん出演
    7月6日(水)午後3時〜4時、箕面FMラジオ(81.6MHz)のトーク番組「植田洋子と Tea for Two」にゲスト出演。同局HPのウェブラジオでも聴取可能。https://fm.minoh.net/program/tft/






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