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連載読み物 Planetalogue

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アルスロンガ_イメージ



目次
第1回 作品の中に消える美術家 123
第2回 作品によるオマージュ 123
第3回 肖像から作品へ 123
第4回 不在による現前 123



連載にあたって
アルス・ロンガ、ヴィタ・ブレヴィス( Ars longa, vita brevis)。これは、古代ギリシアの医師ヒポクラテスにさかのぼる格言で、当初「アルス」は医術を指し、「人生は短いが、医術の習熟には時間がかかる」ということを意味しました。やがて「アルス」が技芸や学芸一般さらにその成果としての作品や業績をも含むようになり、「芸術家の人生は短いが、作品は長く残る」という解釈も成立、普及していきます。こうした確信が浸透していたからこそ、時代や地域を超え、美術家が作品と一体化し、作品の中で永遠に生き続けているかのように見える実例が多数生まれたのでしょう。準備中の書籍『アルス・ロンガ(仮)』では、作品に残存する美術家の姿を多角的に検証します。刊行に先立ち、一部を紹介します。


著者プロフィール
ペーター・シュプリンガー(Peter Springer)1944〜2015
ドイツの美術史家。ドイツの中世と19世紀の美術を主要な研究対象とする。主著は『十字架脚 初期中世の聖具の図像と型』(1981)、『ケルン大聖堂のモザイク』(1991)、『中世と近世のあいだで 建築家、建築史家、修復家、美術館人としてのアウグスト・エッセンヴァイン』(2014)ほか多数。

『右手と頭脳―エルンスト・ルートヴィヒ・キルヒナー〈兵士としての自画像〉』は、英語と日本語(前川久美子訳 三元社、2010)でも刊行されている。


前川久美子(まえかわ・くみこ)
美術史家。専門は西洋美術史、とくに中世の装飾写本とルネサンス絵画。
主著は『語りと経験 13世紀の絵本の革新』(2000)、『巡礼としての絵画』(工作舎、2009)、『中世パリの装飾写本』(工作舎、2015)ほか。




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